※2025年3月時点
労務管理のポイント1【労働条件通知書】
スタッフを雇う際に下記の内容が記載された労働条件通知書を渡す。
・雇用期間の有無
・労働時間、休憩、休日
・給与、賞与、手当、退職金の有無
・支払日
・退職、解雇の条件
「労働条件通知書」は一方的に渡すもの(労基法上必須)
「雇用契約書」はお互いに取り交わすもの(実務上は契約書にすることが多い)
労務管理のポイント2【法定労働時間】
・原則1日8時間、週40時間
他に変形労働時間制という制度もある
・残業が発生する場合は「36協定届」を毎年労基署へ提出
労務管理のポイント3【割増賃金】
・原則1日8時間、週40時間を超えたら⇒25%増し
・夜10時~翌朝5時までに働くと⇒25%増し
・法定休日に働くと⇒35%増し
・1か月に60時間を超えて働くと⇒50%増し
例えば、法定休日を“日曜日”と決めると、日曜日に働いた場合は35%割増賃金がかかる
労務管理のポイント4【法定休日と年次有給休暇】
・法定休日・・・原則週1日、特例4週4日
週1日の法定休日は、曜日を決めなくてもOK。決める場合は就業規則に明記してください。
・年次有給休暇・・・6か月勤務したら原則10日付与
週30時間未満の方には比例付与
原則年間5日は取得義務
労務管理の
ポイント5【社会保険と労働保険】
・社会保険・・・週30時間以上働く人が加入
・労働保険・・・労災保険は、雇われている人全員が加入
雇用保険は、週20時間以上の人が加入
労務管理の
ポイント6【退職のルール】
・自己都合の申し出
引き継ぎなども考慮して、早めに申し出てもらえるように「1か月前まで」などルールを決めて就業規則に明記する
・退職日までのやり取り
引き継ぎを完了すること、貸し出している物の返却などルールを決める